hyena!

-序章:data00【ZERO】ゼロ-


情報は色褪せることなく永久に記録される。

【Delete:消去】しない限り――
消去すればゼロとして全て無に帰す。

だから、

ここで生きているという情報を可能な限り残しておきたいんだ。



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20XX年2月17日PM13:29
マルキース通り国家警察本部警察幹部を狙う爆破テロ発生。
1人死亡、5人重軽傷。

国家警察を狙うという国への攻撃とみなされる今回の事件の容疑は…
裏の規律を一掃しようとする警察とのにらみ合いを続けてきたマフィアたちにかけられた。
しかしマフィアのボスたちは古から誇り高きルールに則っている我々はテロなど汚い手口を使うはずがないと事件への関与を否定。
それでも疑いは晴れず警察とマフィアの一触即発な緊迫した状況の中、犯人が逮捕された。

犯人は元マフィアで組織や国に恨みがあり爆破事件を起こしたとのこと。

結局現役のマフィアたちの関与ではなかったものの過去に組織と関わりのあった人物による事件ということだった。
その後事件は解決したかにみえたが…
突然、裏を統括するマフィアのボスたちを先頭に幹部重鎮たちが一斉に身を引くという情報が流れた。
一部の情報によると「今回の爆破事件もそうだが裏の秩序が乱れ始めたのも年長者の慣例化が原因かもしれない。
我々老いぼれは身を引き若き先駆者たちに裏の秩序を守り続けて欲しい」とのこと。

名を馳せたマフィアたちは去り、それぞれの組織トップの後任者が選ばれ構成員もみな若い顔ぶれとなった。

その巷を騒がせた騒動はのちのち「2.17事件 ave barbogi!(さらば老人ども)」と新聞の一面をしばらく飾っていた。
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しかし数年経った現在、未だ裏の均衡は保たれず各組織での激しい抗争が続いてる。


すべてはこの事件から始まっていた――

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